Wedding cake column
ウェディングケーキは
レンタルもできるイミテーションが旬!
ファーストバイトはできる?
結婚式のシンボルであり、演出にも用いられるウェディングケーキ。なかには、イミテーションのケーキを使用するカップルも少なくありません。本物のケーキ以上におしゃれで豪華なデザインに惹かれる人も多いでしょう。
しかし、イミテーションではケーキ入刀やファーストバイトなどの演出ができないのではと、疑問を感じる人もいるのではないでしょうか。食べられないケーキとなると、演出をどのように行うのか気になってしまいますよね。
そこで今回は、イミテーションケーキの特長や演出を行う方法について詳しく解説します。どのようなケーキにしようか迷っている人は、参考にしてください。
イミテーションのウェディングケーキとは?
イミテーションケーキとは、食べられない素材で作った演出用のケーキです。一般的に、土台は発泡スチロールやグラスでできており、装飾にはショートニングなどが使用されています。素材やデザインに工夫が凝らされており、本物と大差ない見た目も特長です。
イミテーションケーキは、ケーキ入刀やファーストバイトなどの演出も行えます。切り分けて提供する生ケーキと異なり、演出後も会場に飾ることが可能です。お開きまでの間、ゲストの目に触れる機会が多いため、結婚式の思い出として写真や記憶に残りやすいでしょう。
イミテーションケーキの特長は?
イミテーションケーキは、生ケーキにない魅力がいくつかあります。こちらでは、イミテーションケーキの特長について解説します。
デザイン性が高くおしゃれ
イミテーションケーキは、おしゃれで自由度の高いデザインが多々あります。食べられない素材を使用しているため、本物のケーキでは作れないデザインも実現可能です。
通常の生ケーキは、スポンジやクリームで作られているため繊細で崩れやすく、デザインや高さに制限が生じる点がデメリットです。
一方でイミテーションなら、身長を超す高さのケーキや、生花で華やかに飾り付けをしたケーキなど、思い思いのデザインを再現できます。
スペースが広く天井が高い会場では、豪華なイミテーションケーキがとくに映えるでしょう。サイズ感が大きいものは会場後方の親族席からでも見えやすく、こだわりのケーキをゲスト全員に見てもらえます。ケーキ演出のシーンを見守ってもらいやすくなる点もメリットです。
おしゃれでオリジナリティのあるウェディングケーキにしたい人こそ、イミテーションがおすすめです。
費用を抑えやすい
イミテーションケーキは、生ケーキよりも費用を抑えやすい点もメリットです。食材を使用するのはごく一部のため、材料費を軽減できます。会場にもよりますが、生ケーキの費用は1人あたり平均800〜1,500円です。ゲストが80名の場合は、80,000〜120,000円ほどかかります。イミテーションケーキは、平均20,000〜50,000円ほどで用意できるため、生ケーキの半分以下の費用で準備が可能です。
結婚式全体の費用を節約したい人や、料理やドレスなどほかの部分に費用をかけたい人は、イミテーションケーキを検討してみるとよいでしょう。
衛生面でも安心
イミテーションケーキで演出する場合は、デザート用のケーキを別途作ります。
一般的に、演出で使用したウェディングケーキは、新郎新婦の幸せのおすそわけといった意味合いのもと、デザートとして提供されます。しかし、長時間にわたって会場に飾られていたケーキを口にすることに、抵抗を感じる人もいるでしょう。
イミテーションケーキは飾っていたケーキを切り分けるわけではないため、衛生面の心配はありません。近年では新型コロナウィルスの感染予防対策の一環として、イミテーションケーキを取り入れる人も増えています。
イミテーションケーキで演出する方法は?
結婚式において定番の演出といえば、ケーキ入刀やファーストバイトです。イミテーションでも演出はできるのか、気になる人も多いでしょう。こちらでは、イミテーションを選んでもケーキの演出はできるのかを解説します。
イミテーションでもケーキ入刀はできる!
イミテーションでも、ケーキ入刀は可能です。ケーキの一部分に入刀部分が設けられているため、ケーキ本体の形を損なわずに行えます。
入刀部分は、スポンジや生クリームを敷き詰められるスリットとなっているケースが大半です。ゲストからスリットは見えず、ケーキそのものにナイフを入刀しているように見えるため、違和感が生じる心配はありません。
入刀によって崩れる心配もなく、ウェディングケーキの写真や映像も綺麗に残せるでしょう。
ファーストバイトはカットケーキを用意する
イミテーションケーキでファーストバイトをしたい場合は、カットケーキを用意します。イミテーションケーキとは別に作る本物のケーキのため、実際に食べて演出を進めましょう。
なかには、大きめのカットケーキと特大スプーンを用意して新郎に食べさせたり、これまでの感謝を込めて親御様にカットケーキを食べさせるセレモニーもあります。ゲストを巻き込んだ演出は、感動を呼び盛り上がるでしょう。
ファーストバイト用のカットケーキは、式場で作成してもらえます。ケーキ演出とあわせて、担当スタッフに事前に相談しておきましょう。
イミテーションのウェディングケーキを使用するには?
イミテーションケーキを使用したい場合は、どのように準備したらよいでしょうか。こちらでは、イミテーションのウェディングケーキを用意する手段を解説します。
ホテルやゲストハウスでレンタルする
イミテーションのウェディングケーキは、式場でレンタルが可能です。どのようなデザインを用意できるか、担当スタッフに確認してみましょう
なかには、イミテーションケーキがプランに含まれており、無料でレンタルできるケースもあります
ただし、式場によっては選べるデザインが少ない場合や、そもそもイミテーションケーキが用意できない可能性もあるため、注意しましょう
購入やレンタルをして持ち込む
イミテーションのウェディングケーキを式場に持ち込む方法もあります。自分でオンラインショップを探して用意するため、好きなデザインを選べる点がメリットです。
さまざまなオンラインショップがあるため迷ってしまう人も多いですが、式場の雰囲気や結婚式のテーマに合わせたケーキを選ぶと、失敗せずに済みます。
式場が持ち込みに対応しているか、当日の設置方法はどのように行うか、事前に確認しておくと安心です。
まとめ イミテーションケーキで感動演出も実現できる!
イミテーションのウェディングケーキについて解説しました。
本物のケーキではなく食べられない点をデメリットに感じる人もいますが、デザイン性やコスパの高さなど、イミテーションならではのメリットは多々あります。もちろん、ケーキ入刀やファーストバイトなどの演出も、滞りなく行うことが可能です。
生ケーキよりもイミテーションケーキのほうが、自分たちのイメージする結婚式に合っていると感じるカップルも少なくありません。ふたりらしい結婚式を叶えるために、素敵なイミテーションケーキを取り入れてみてくださいね。
コラムライター
●プロフィール
槙野 里美
Satomi Makino
ウェディングプランナー歴8年。東京都内・横浜・千葉のホテル・レストランウェディングにて、300組以上のご夫婦を担当。現在29歳。