Wedding cake column
ウェディングケーキの費用はいくらする?
ケーキの種類で変わる料金について解説
ウェディングケーキの費用については、「見当もつかない!」という方がきっと大半ではないでしょうか。確かに日頃なかなか目にすることのない大きくて立派なウェディングケーキは、一見して「高そう」と思われがち。
今回は、気になる「ウェディングケーキの費用相場」について解説します。あわせて、ウェディングケーキのさまざまな種類や、節約方法についても紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね
そもそもウェディングケーキって本物?
イミテーション?
まず、多くの方が悩まされるポイントとして、「ウェディングケーキは本物のケーキなのかそれともフェイクのイミテーションなのか」という点が挙げられます。
実は、ウェディングケーキには全て本物の「食べられるケーキ」と、見た目にこだわった「イミテーションケーキ」の2種類があり、そのどちらもウェディングケーキであることに変わりありません。
どちらにもそれぞれに良さがあるため、一概に「生ケーキが良い!」「イミテーションが良い!」などと決めつけることはできません。
しかし、ウェディングケーキを本物のケーキで準備するか、もしくはイミテーションケーキで準備するかによって費用感は変わります。
次の項目で、生ケーキとイミテーションケーキの費用について解説していきましょう。
ウェディングケーキの費用相場は「1人○円」
ここでまず、生ケーキ(食べられる本物のケーキ)でウェディングケーキを準備する場合の費用について解説しておきましょう。
結婚式場により異なりますが、平均的なところだと、ウェディングケーキの費用は結婚式に参加される総人数×800〜1500円ほどが相場です。
仮に、50名規模の結婚式で1人1000円のケーキを選ぶとすれば、ウェディングケーキ自体は5万円という計算ですね。
「1人あたりいくら」という計算方法になっている理由は、生ケーキでウェディングケーキを用意する場合、披露宴の後半でゲストのみなさまにデザートとして切り分けて振る舞うからです。
結婚式のコース料理の最後には決まってデザートが出ますが、このデザートにプラスしてウェディングケーキが振る舞われるのが一般的な流れとなります。
イミテーションウェディングケーキの費用相場
イミテーションウェディングケーキの場合には、基本生ケーキよりも費用が抑えられる場合が多く、この点がイミテーションケーキを選ぶ大きなメリットとなります。
費用の相場はやや幅広く、1.5万円から5万円ほど。選ぶケーキの大きさや装飾の細かさなどにより、もちろん費用は異なります。
生ケーキでは実現しにくいデザインも叶えやすいのがイミテーションケーキ。もちろんケーキカットの際にナイフを入れるところだけは、本物のケーキスポンジを仕込めるようになっているため、演出に困ることもありません。
ウェディングケーキの費用を抑えるためにできる4つのこと
何かと費用のかさむ結婚式。素敵なケーキにしたいけれど、あまり予算はかけられないという方はきっと多いでしょう。
というわけで、ここでウェディングケーキの費用を節約するための4つの方法について紹介します。
大切なのは、費用を抑えるだけでなく質の良い素敵なウェディングケーキを準備すること。あくまでもクオリティを保ったまま節約するための方法に絞ってお伝えしていきますので、ご安心くださいね。
1.ケーキの種類をスタンダードなものにする
生ケーキを選ぶ場合には、なるべくもともとのプランに含まれるスタンダードなケーキのままにしておくことで、費用は最低限に抑えることが可能です。
一般的に生ケーキのウェディングケーキはデザインが丸型、スクエア型、ハート型などからチョイスできるようになっており、ハート型などの特殊デザインを選ぶと費用が高くなってしまうのが通例。
さらに、特殊な生ケーキを特注でオーダーすると、1人あたりの金額が倍以上になることも!満足のいくウェディングケーキは手に入っても、費用的に厳しい‥となり断念する方が多いのが現実です。
2.ケーキの段数を減らす
ウェディングケーキの段数は費用と比例します。つまり、1段より2段、2段よりも3段と高さを出すことで1人あたりの費用がどんどん上がってしまうため注意が必要ですね。
高さのあるウェディングケーキに憧れのある方なら、イミテーションケーキを検討されるのがおすすめです。
3.ケーキトッパーにこだわってみる
基本の生ケーキのまま、さらに段数もプラスしないとなれば、若干物足りない印象を感じてしまう方も多いはず。ここでおすすめしたいのが「持ち込みのケーキトッパーで飾る」方法です。
生のウェディングケーキ自体は持ち込みができない式場がほとんどですが、トッパー(ケーキの上に乗せる飾り)なら持ち込みOKな式場が多いでしょう。
トッパーを乗せることでケーキは一気にデザインが決まり、二人らしいオリジナリティのある仕上がりにすることが可能です。
3.イミテーションケーキを選ぶ
最後の選択肢はやはりこちら、生ケーキでなくイミテーションケーキを選ぶ方法です。
生ケーキではないため「食べられない」デメリットはあるものの、多くの方が希望される「見た目に華やかで立派なウェディングケーキ」を低コストで実現する最善の選択肢だと言えます。
イミテーションケーキに関するよくある誤解
ここまで読んでいただいた方の中には、「費用を抑えるために、イミテーションケーキを検討しよう!」と思った方もきっと多いはずです。
ここからは、イミテーションケーキにまつわるありがちな「誤解」について解説しておきましょう。
誤解1.ションだとゲストに不評なのでは?
ゲストが食べられないケーキだとガッカリしてしまうのではないかと心配する方もいますが、これに関してはお二人の心配には及びません。
結婚式ではフルコースが振る舞われ、その最後には必ず素敵なデザートプレートが登場します。もちろん生ケーキがあれば、追加でウェディングケーキもデザートの1品に加えられますが、逆にデザートのボリュームが大きくなりすぎる懸念も!
ウェディングケーキが食べられなくても、十分スイーツを楽しむ機会は準備されているため、イミテーションだからと言ってゲストをガッカリさせることはまずありません。
誤解2.ケーキ入刀やファーストバイトができなくなるのでは?
イミテーションケーキの中には、ケーキ入刀やファーストバイト演出のために、本物のケーキを一部分だけに格納することができるポケットがついているものが多いです。
もちろんイミテーションケーキでも、結婚式の定番「ケーキ入刀」の演出は可能ですし、むしろイミテーションならではの、見た目に豪華なケーキで演出が行える点はメリットでもあります。
誤解3.生ケーキの方が見た目が良いのでは?
生ケーキが見た目においてイミテーションに勝るとは言えません。生ケーキじゃないと見映えがしないのでは?と心配される方もいますが、この点も問題ではありません。
むしろ、天井の高いパーティ会場に合わせた背の高い立派なイミテーションケーキを準備すれば、ゲストの評判も上々!
まとめ
今回は、ウェディングケーキの費用について解説しました。
結論、節約しつつ見た目に豪華なウェディングケーキを準備するのであれば、イミテーションケーキの検討をおすすめします。
もし生ケーキにこだわる場合は、ケーキ自体のデザインを変えずにトッパーなどの装飾に工夫することで、見映えの良い素敵なケーキを低コストで準備することが可能です。
お二人が思い描く、理想のウェディングケーキはどのようなものでしょう?少しでも理想に近い素敵なケーキを低コストで準備できるよう、うまく工夫しながらケーキの種類の選び方について考えてみてくださいね!
コラムライター
西野 真由美
Mayumi Nishino
●プロフィール
ウェディング業界勤務歴10年。年間70組ほどのカップルをお手伝い。国内ホテルウェディングから、ハワイ・グアムなどの海外リゾート挙式まで、さまざまな形の結婚式をプロデュースした経験を活かし、ブライダルコラム専門ライターとして、プレ花嫁さまたちへお役立ち情報を発信中。